蒙驁将軍とは漫画キングダムで登場するキャラクターの一人です。
主人公である信と同じ秦国の人間で秦軍の大将軍です。
作中で蒙驁将軍と言えば凡庸な将軍と揶揄されがちですが実は違うんです。
蒙驁将軍のすごいところ
・見る目がある
・懐深く重みがある。
・固定観念にとらわれない
・努力家である
その他いろいろありますがここでは、「固定観念にとらわれない」について話します。
蒙驁将軍は元大野盗団の桓騎将軍、危険人物としてされている王翦将軍の2名を抱え込んでいます。
二人とも実力は秦六大将軍級と言われていますが、その扱いずらさから日の目を見ることがなかったのです。
普通であれば、野盗を軍に加えると・・・
物が盗まれる。
仕事をサボる。
仲間の指揮を下げる。
とマイナス要素が強すぎて自軍に入れたくはありません。
自分が1番で国を乗っ取ろうとしている者(王翦)を加えると・・・
自分の地位が脅かされる。
自分のことばかりで軍が成長しない。
自分が狙われるかもしれない。
と夜も眠れない日々が来ると思います。
でも蒙驁将軍には固定観念にとらわれていないので、普通の人が考える上記の考えにとらわれず、二人を採用することができるのです。
作中でもこの二人の将軍のことを心から信頼している様子が描かれています。
そして蒙驁将軍が信頼しているからこそ、二人の将軍も蒙驁将軍を信頼している描写があります。
でもこれだけではありません。
一番伝えたいところになるのですが、それは
蒙驁将軍の独断で信を臨時の千人将に任命したことです。
魏軍廉頗将軍との対戦の時、四天王輪虎によって蒙驁軍の千人将が数人やられて、臨時で千人将に昇格させることになりました。
当初の予定では2名だけの昇格であり、蒙恬と王賁が千人将に昇格しました。
軍議が終了しかけた時、突然蒙驁将軍が待ったをかけます。
そこで蒙鰲将軍は信を呼びます。
そして信も千人将にすると言い出したのです。
予期せぬ蒙鰲将軍の発言に側近達は大慌て、「ちょっとお待ちを。千人将が必要なら他にも候補が・・それにその者は出が下僕という問題も。」と止めに入ります。
そこで一括、蒙驁将軍
それのどこが問題じゃ
しびれます。鳥肌が立ちます。
私が蒙鰲将軍を好きになった瞬間です。
あの優しい蒙驁将軍が側近にブチギレた瞬間です。
私自身学歴もな才能もなく叩き上げで来た身なので、この部分は心に刺さる物があります。
誰しもその人の身分や肩だきにとらわれて考えてしまうところです。
しかし、蒙鰲将軍は一味違います。
自分の芯をしっかり持って、固定観念にはとらわれない判断ができるのです。
結果、この信の千人将昇格が百戦練磨の廉頗将軍に勝った一番の要因になったのです。
蒙驁将軍最高ですね。
こんな上司になりたいなーと思う今日この頃でした。
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